当院での検査・設備

当院の設備
診察室

診察室です

当院の診察室です。

昔ながらの診察室で、広く抜けるような空間となっています。

診察台が隣り合っていますが、換気にも気を使っております。

ネブライザー

ネブライザーです。

ネブライザーの機器です。薬剤溶解液を鼻腔、もしくは口腔より吸入することにより、局所部位に直接治療いたします。

鼻、副鼻腔の中や口腔内、のどの炎症をとり症状を治めます。また気管支喘息の発作の方のための吸入薬もあります。
当院では慢性副鼻腔炎の方に対しては鼻腔、副鼻腔から咽喉頭と広く上気道の炎症が見込まれるため、鼻とのどの吸入療法を行っております。希望されない方はお申し出ください。

聴力検査

聴力検査box

鼓膜を通した気道聴力や骨を通す、骨導聴力を測定いたします。
耳鼻咽喉科としては標準的な検査です。
ヘッドフォンを通して、音が聞こえた間、ボタンを押していただきます。

検査する人が直接見ながら行うため、測定の再現性を計りながら行います。

お子様では上手にできないこともありますのでご注意ください。

チンパノメトリー/語音聴力検査


鼓膜の動きを確認いたします。
滲出性中耳炎や耳硬化症などの鑑別に用いられます。
語音聴力検査は言葉の聞き取りを測定します。
補聴器装用の適応や難聴の診断に行います。
障害者手帳の取得などにも用いられる検査です。

耳音響放射/DPOAE


他覚的に聴力を確認する機器です。
検査機器が音を発することにより、返ってくる音との位相差を比較し、聴力を判定いたします。

聴力検査は患者さま自身でボタンを押さないとなりませんが、この検査では、機械が判定を行うため、ボタンを押すことができない患者さまでも(例えば乳幼児など)も検査を行うことができます。

機能性難聴などの検査に用いられます。

重心動揺計


めまいの検査の一つです。
重心の移動を見ることにより、めまいの状態や病態の確認いたします。
あえて揺れやすくすることでめまいの状態を深く分析する、ラバー負荷や力の分散を確認するパワーベクトル分析も行うことができます。

結果の解析により、耳からくるめまい、中枢からくるめまいなど鑑別いたします。

レントゲン検査


レントゲン検査用の機器です。
副鼻腔炎の確認のため、鼻、副鼻腔を撮像いたします。
妊婦の方には行っておりません。
また、いびきの確認のため、上咽頭、アデノイドの撮影も行うことができます。

めまいは頸部からくることもあるため、角度を変えて撮像いたします。
ストレートネックやのどの違和感などにも撮影を行い、病変の有無を確認いたします。

鼻咽腔/喉頭ファイバー検査


鼻よりファイバーのカメラを挿入し、内部を確認いたします。
鼻内からのどの奥や声帯まで直接確認を行うことにより、悪性病変などの存在などを確認いたします。
声の嗄れなどについて行います。
また嚥下の評価にも使用いたします。
機器の洗浄は専用の機器を用いて洗浄しております。
挿入前に鼻の中を局所麻酔いたしますので、苦痛なく挿入することが可能です。

平衡機能検査、頭位変換眼振検査


めまい診療に行います。

眼振という目の動きがめまい時には現れますので、それを捉えるために行います。
また、頭の位置・向きを変更することにより眼振が変化することがありますので、その所見を観察いたします。
良性発作性頭位性めまい症などは特に大切な検査となりめまい診療には欠かせません。
また、カロリックテストという前庭神経の働きをみる検査でも活躍いたします。

電気眼振図


めまい検査の一つであり、眼振の動きを電位差を用いて記録いたします。
目の動きに合わせて筋肉にでてくる微弱電流を測定いたします。
めまい診断では様々な場面で用いられております。
めまい診療に携わった熟練の医師でないと判読は難しい検査の一つです。
電気抵抗を減らすため、クリームを付けて電極を貼り付けますのでお化粧等は控えめのほうが望ましいです。

鼻粘膜焼灼術/バイポーラ


鼻出血の止血処置に用います。
直接、出血点に対して電気凝固を行うことにより止血効果を得ます。
抗凝固薬など、血液をサラサラにするお薬を服用されている方は自然に止血されにくいため、行うことで生活の質が改善いたします。
局所麻酔を行い、痛みをなるべく感じないようにしてから行います。
焼灼後には痂疲がつくため、鼻の処置などが必要になることもあります。

shelong test

自律神経の機能・起立性調節障害などのための検査です。
安静時、臥位、起立時、持続起立時と体位、時間を変えて血圧を測定いたします。
自律神経の機能が弱い方は血圧の上昇、もしくは下降、脈拍数の増加、などの変化が顕著に現れるため、判定に用います。
また、低血圧、高血圧もめまいの原因となるため、同時にチェックいたします。

耳管通気療法/鼓膜マッサージ

耳管通気療法は鼻の中を麻酔し、通気管を通し、耳管経由にて中耳内に空気を送り込みます。
それにより、陥凹していた鼓膜を浮かしたり、中の滲出液を排除します。
また、鼓膜マッサージは鼓膜を機械により振動させます。
それにより耳管機能の改善、内耳の浮腫の軽減を期待することができます。

酸素飽和度測定


体内の酸素の濃度を測定いたします。
呼吸状態、肺機能などの状態の把握に用います。
COVID感染症、気管支喘息などでも低下いたします。
また、過呼吸だと逆に数値が高く出ます。

静脈性嗅覚検査

嗅覚障害の予後判定に用います。
薬剤を血管経由で注入し、その後、匂いが出現するかどうかで嗅覚障害の方の治療効果予後測定に用います。

血液検査/アレルギー検査/

血液を採取して一般的な炎症項目や各種抗体検査などを調べたり、
またアレルギー検査は採血を行い、39種類の抗原に対しての反応をお調べいたします。

培養検査/薬剤感受性検査

鼻汁や膿などから各種細菌を検出するため、採取した分泌物などを外部検査機関に依頼する「細菌培養検査」や「薬剤感受性検査」を行うことがあります。

これらの検査は結果が出るまでに数日〜1週間以上かかることがあり、検査結果の判明時期によっては、検査費用の一部が「検査を受けた月」ではなく「翌月のご請求」となる場合があります。

その際でも、同じ検査を重ねて請求しているわけではありませんのでご安心ください。

また、保険請求(レセプト)の取り扱い上、培養・同定検査と薬剤感受性検査を同日に算定しない運用があるため、結果を基に感受性検査を追加した場合、後日請求が発生する仕組みとなっています。

ご不明な点がありましたら、会計窓口までおたずねください。